日本全国ペットショップがあちこちに開店されている。
まだ母犬、兄弟犬達と一緒にしておかなければならない月齢が達していないと思われる子犬がショーウインドーのケースの中に入れられ陳列されている。今朝の読売新聞にペットの購入に関してのトラブルが消費生活センターに多く寄せられているとの記事が載っていました。 2001年度は1145件だったものが2002年以降1500件を超え2006年度には1505件になっているそうです。フレンチブルを購入した男性はその夜からその犬は下痢、嘔吐でウイルス性感染症にかかっていて店に治療費を請求をしたら売値の30パーセントの追加代金を払わないので交換「物ではないのに」にも応じてもらえない。 またチワワの2ヶ月を買った女性はだんだん成長するにつれ違う犬に変っていき雑種犬になってしまった。当会に里親さんとして応募されたかたの中にも、チワワとして買ってきて今は明らかに私が見ても、パピヨンと何かのミックス犬で大きめのパピヨンぐらいの体型になっていた犬がいました。そして血統書の月齢も合わないと言っていらっしゃいました。 購入者も知識がなく店頭で購入することはいかに危険な事か、また命あるものを商品としてしか扱わないショップがいかに多いか、日本の動物の飼育レベルの低さには怒りを覚えます。動物取り扱い業の登録制度の効力に疑問を持たざるを得ません。 命をウインドショッピングのように安易にお金を出して求める購入者の側にも問題があります。団塊の世代の方の退職に伴い子供も独立し夫婦または単身者だけになりそこで犬、猫を飼うかたが増えるのではとの見方もあり、先日もNHKのディレクターのかたが取材に来られました。 確かに応募される方の中にそのような年代の方が増えました。子犬は16年ぐらい生きられるとなると飼い主が高齢者で面倒を最後まで見られなくなる可能性があり当会のような成犬、それも5歳以上の犬を飼う事はとても理にかなっているとの御意見でした。動物は最後まで飼い、見送るまでが責任です。飼育を考えていらっしゃる方はそこまで考えて生活を共にすることが真の愛情ではないでしょうか。 |
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