今日は山済みのスケジュールをこなさなくてはいけないので6時起きをして犬達の世話を終え、8時半のバスに乗り日吉へ。そこでスタッフのHさんと合流し、子犬のお見合いに品川区へ。そこからお届けの子犬を江戸川区のI様宅ヘ。ソラちゃんと言うお名前をもらって、やさしいお母様が待っていてくださいました。
そこから千葉県の流山インターで「あにまるさぽーときずな」のWさんが茨城のセンターより引き出してきてくださったダックス2匹、テリアミックスの3匹を引き取りました。車に乗せられまた一路東京へ。こうして「命のリレー」をして助け出している犬達。この子達は自分の力では何も出来ません。人間の勝手消される命でした。 センターの職員の方達も出来る限り処分を少なくしようとしている努力は感じられますが、多くの飼い主のモラルの低さからこのような不幸な結果が生まれています。テリアの6ヶ月齢の子はダニやノミだらけ。痒かったでしょう。オスのダックスはどうしたのでしょう?腰の肉がピンポン球ぐらいの大きさで肉がえぐれています。虐待されたのでしょうか?交通事故なのでしょうか?どれほど痛かったことか。このように飼い主は探してもくれません。放し飼いする飼い主が多いため皆捕獲されてきてしまいます。毎日毎日なんでこんなに多くの犬達が収容されてくるのか、悲しい現実です。 茨城のセンターの犬達はほとんどがここで一生の終わりを言い渡されます。当会が先頭に立って引き出しをして行くことで、譲渡の活性化が実現される事を願いつつ、これからも「命のリレー」をしていきます。 |
日本全国ペットショップがあちこちに開店されている。
まだ母犬、兄弟犬達と一緒にしておかなければならない月齢が達していないと思われる子犬がショーウインドーのケースの中に入れられ陳列されている。今朝の読売新聞にペットの購入に関してのトラブルが消費生活センターに多く寄せられているとの記事が載っていました。 2001年度は1145件だったものが2002年以降1500件を超え2006年度には1505件になっているそうです。フレンチブルを購入した男性はその夜からその犬は下痢、嘔吐でウイルス性感染症にかかっていて店に治療費を請求をしたら売値の30パーセントの追加代金を払わないので交換「物ではないのに」にも応じてもらえない。 またチワワの2ヶ月を買った女性はだんだん成長するにつれ違う犬に変っていき雑種犬になってしまった。当会に里親さんとして応募されたかたの中にも、チワワとして買ってきて今は明らかに私が見ても、パピヨンと何かのミックス犬で大きめのパピヨンぐらいの体型になっていた犬がいました。そして血統書の月齢も合わないと言っていらっしゃいました。 購入者も知識がなく店頭で購入することはいかに危険な事か、また命あるものを商品としてしか扱わないショップがいかに多いか、日本の動物の飼育レベルの低さには怒りを覚えます。動物取り扱い業の登録制度の効力に疑問を持たざるを得ません。 命をウインドショッピングのように安易にお金を出して求める購入者の側にも問題があります。団塊の世代の方の退職に伴い子供も独立し夫婦または単身者だけになりそこで犬、猫を飼うかたが増えるのではとの見方もあり、先日もNHKのディレクターのかたが取材に来られました。 確かに応募される方の中にそのような年代の方が増えました。子犬は16年ぐらい生きられるとなると飼い主が高齢者で面倒を最後まで見られなくなる可能性があり当会のような成犬、それも5歳以上の犬を飼う事はとても理にかなっているとの御意見でした。動物は最後まで飼い、見送るまでが責任です。飼育を考えていらっしゃる方はそこまで考えて生活を共にすることが真の愛情ではないでしょうか。 |
当会が引き取りをしている自治体の収容施設は5センターになりますが、自治体が異なると収容状況も変ってきます。
東京都、神奈川県では譲渡用になる子犬の数が減少し「これは良いことですが」譲渡会を開く事も難しい時もあります。しかしこのところ通っています「茨城県動物指導センター」には毎日のように子犬が処分に出され、また収容されてきます。そしてほぼ一部を除いて全部が致死処分になる運命です。この間も6匹兄弟が2組、他、大部屋に3ヶ月ぐらいの子犬達が沢山いました。 神奈川県では子犬がいない、茨城県では多くが処分、この矛盾をどうにかできないのかとずっと考えていました。本当はセンター間で連絡を取り合い、子犬達の譲渡を進めてもらえればいいのですが、なかなか難しい現状です。 それなら私達が「つなぎ」の部分をクリアーできれば多くの命を救うことができるはずです。よく、動物園の動物が地方の動物園にもらわれて行ったりしていますがこのように近県のセンター間でやりくりが出来るまで当面は当会を中継地点として動いて行こうと思っています。 1つの事がレールに乗るまでの道筋は容易い事では有りませんが、あきらめてしまえば、進歩はありません。また頑張らなくては。。。終わりの来る日?があればと思う毎日です。 |
今日は茨城県動物指導センターに行って来ました。
写真判定しか出来ない現状で細かいことは引き出しに行くまで分かりません。予約しておいた柴雑の子の引き取りに行ったのです。が、この子を出して見るとホルモンから来る皮膚病があり継続の薬投与が必要になり、また再発する可能性があります。可哀想でしたが諦めました。 そして他の柴ミックスの子を出してもらいました。おとなしい子でしたがそれ以上に、何か具合が悪いのか、頭が熱いので熱があるのかもしれません。私の手をぺろっと舐めてじっと目を細めていました。 帰ろうとしたとき収集車がダンボールに子犬を入れて戻ってきました。3ヶ月ぐらいの子犬は大部屋の成犬たちと一緒に入れられ怖くて兄弟同士くっついて隅に固まっていました。その中に小さな1ヶ月ぐらいの子犬6匹が疲れて皆固まっていました。 この子達は処分される運命「勿論他の子達もそうですが」でした。でも6匹は無理。どうしよう。とりあえず3匹だけでも助ける事にしましたが残り3匹は処分するとのこと。前回センターで処分の子犬がもがいていた姿を思いだして同じに生まれてきたほかの子犬を残せず全部6匹を引き取り帰路に着きました。 スタッフのHさんが全部預かってくださり、その中の2匹を相模どうぶつ愛護の会のSさんが引き取り協力をして頂くことになりました。 次から次へと毎日収容されてくる子犬達。この子達には生きられる可能性はないのです。引き離された母犬の気持ち、生まれては消される小さな命を産ませている飼い主は本当に真剣に考えて欲しいです。まだまだ地方のセンターは山のように子犬子猫が処分されています。1匹でも多く不妊手術をして飼育してくださる飼い主が増えるよう願います。 |
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