東京都動物愛護相談センターに行って来ました。
1台のワゴン車が停まっていました。 放棄にきたらしい。 飼い主の女性が扉の外から犬の名前を呼ぶと、 よたよたしながらシェルティーが降りてきました。 顔にも白い毛が混じりみるからに老犬と分かりました。 「どうしたんですか?」と尋ねると 「飼っていた主人が亡くなったので」とのこと。 「でも家族で子犬の可愛いい時から育ててきたんでしょ? ここで処分されるのは窒息死ですよ。 それなら紹介しますから獣医さんで安楽死させてあげてください」と言いました。 息子の顔を見て様子伺いしていましたが「いいです。もう書類も書いてしまったし。」 「最後の飼い主としての愛情でここにおいて行かないで下さい」とお願いしましたが 次ぎの言葉に人間の卑怯さと 11年人生をともにした家族である犬に対して 愛情のかけらも無い非情な面を見せ付けられました。 「私は犬は好きじゃないから」と。。。 命を絶たれる愛犬に浴びせた最後の言葉でした。 この子はロープを首にかけられ職員に連れられて行く時、 力ない目で一度だけ振り向き 自分が飼い主から離れていくのが 不安な様子で見つめていました。 なんと言っていたのでしょう。 裏切らない犬が処分され 裏切った飼い主は何も問われることなくこれからも生きていく。 やり場のない怒りを覚えました。 |
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