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インターネットの中の悲しい目 季刊2005年4月号
最近インターネットの普及で、
里親探し又は保護犬情報が沢山載せられています。
今までは東京、神奈川の犬の情報がほとんどの私達でしたがインターネットを開けてしまうと、北海道から九州までの犬猫の情報を目にしてしまいます。
この犬猫達の「里親募集」の数の多さに、
日本の犬猫に対するレベルの低さが浮き彫りになってきます。特に東京・神奈川を一歩出ると殆どが無責任な飼い主によって生まされ
ゴミのように捨てられている子犬、子猫です。
その数の多さには唖然としてしまいます。

1匹の秋田犬の母親の写真が出ていました。
まだ授乳中のようなお乳の腫れ。
コメントには
「親子で捨てられていました。しかし3匹の子犬は川に捨てられてしまいました。何とか母犬だけでも里親さんを探してやりたい」と・・・・。

千葉県のボランティアさんのサイトには
「星になった天使たち」の中をクリックすると
小さな子犬達がザーッと何十匹も写真が流れました。皆 あどけない、自分たちでは生きることも出来ない小さな小さな子犬子猫達。

東京・神奈川では子犬は殆ど捨てられなくなったのは確かですが「ああ良かった」と胸を撫で下ろす訳にはいかない現実を知っています。

又 多頭飼育の犬達を救っているボランティアの方々のサイトには耳を咬み切られ、尾を咬まれ、痛々しい姿の犬。皆 狭いところに繋がれ、悲しそうな目で写っています。真夏の暑さ、真冬の寒さに耐えられず死亡していた、というコメントもついていました。もう 地獄です。

そしてどうしても助けてあげられないのが地方の収容施設のサイトに出ている収容犬、猫達。殆どが雑種の子達です。
期限が書かれている日までもう1日~2日。
悲しそうな目に見えてしまうのは私だけなのでしょうか。
勿論東京都の収容犬も
インターネットに出されています。
紐に結ばれて、
おびえた顔でこちらを見ている目・・・・。

どうしてこんなにたくさんの犬猫が不幸にならなくてはいけないのでしょうか。それを考えると呆然と立ちすくんでしまいたい心境になってしまいます。

この16年間をふと思い出してしまい
いろいろな犬猫達の運命のドラマを
見続けて来た私達にとって、
この子達に今後してあげられる事は
いったい何なのかと考えてしまいます。

「悲しい目」を見て欲しいのは 捨てた人間、
そう、無責任な飼い主なのに。


[2005/04/12 11:02] | 会報:救いを求める犬猫ニュース | page top
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