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ミューは静かに旅立ちました
今8時過ぎに私が仕事から帰ってくると
お座りをしていましたが下痢をしてしまっていて、
シーツを代えてあげました。

酸素室から出ようとするので
「今ご飯作るから待っていて。好きなブロッコリーゆでるから」と
扉を閉めてお湯を沸かして、ちょっと見ると、ミューが横になっています。

「あれ?何で?」と思い「ミュー」と声をかけると、
口を数回動かしてそのまま息を引き取ってしまいました。
出ようとしたときに抱いてあげれば良かった。
側に来たかったんでしょう。
ごめんねミュー。

でも退院して毎日が戦いでした。
しかし今日は朝から「いらない」と顔を横に向けてしまい
何も食べませんでしたがお昼ごろただ私を見ているので、
ハムを上げると半分食べてくれました。

しかし注射器で口の横から
流動食を入れましたがポタポタと流れてしまいす。
そしていつもは寝ているのに私が出かけるときも座って見ていました。
「帰ってくるからね」と声をかけて出かけましたが、
本当に帰ってくるのを待っていてくれて、
数分後に旅立って行ってしまいました。
余りにもあっけないお別れでした。

今もまだ眠っているようなお顔です。
センターから引き取って我が家で過ごした1年7カ月。
いろいろな事がありました。
しかしフィラリアの最後がこんなにも残酷な結末になるなんて、
本当にミューは可哀想な一生でした。
あんなに元気に庭を走っていたミュー、
お散歩が大好きで一番先頭を切って歩いていたミュー。
今までも沢山の子たちを見送りましたが、
こんなにも一緒に病気と闘った子はいませんでした。

どうぞ神様、天国で楽しく、
病気も治り幸せに暮らせるように守ってあげてください。
そしてミューのことを心配してくださった皆様、
ミューに代わってお礼申し上げます。
明日、ミューは沢山のお友達と譲渡会に参加した
「真心動物霊園」から天国に旅たちます。
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[2011/11/22 22:57] | 保護犬ミューのフィラリア症 | page top
ミューは頑張ってます
退院してから10日になりますが、腹水がたまってきてしまいました。
先日診察に連れて行きましたが、今腹水を抜くと
タンパクまで抜いてしまうことになるので、
肺を圧迫しだしたら苦しいので、
その時まで待ちましょうと言うことになりました。

お薬が追加されて「ステロイド」「利尿剤」が加わりました。
食べないとどんどん弱るので食べるものを
「心臓に悪くても」与えてくださいと言われ、
ハムに薬を入れて朝、夕食べさせますがほんの少ししか食べません。
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そして今日お伺いしましたK様のワンちゃんが
闘病中に御用意されていた「栄養補給」の液体を頂き、
それに皆さまに頂きましたシーザーを混ぜて注射器で口の横から流し入れています。
それは嫌がらずに飲んでくれます。

トイレに出てきても後ろ足がふらふらで
ヨタヨタとシートの上まで律義に歩いて行きます。
でも帰りは立ちすくんでいますので、
抱いて酸素室に入れてあげています。

とてもだるいのでしょう。利尿剤を飲んでいるので、排尿の回数が増えました。
胸の骨、背中の骨も飛び出すほどに痩せてしまいました。
あんなに元気に走っていた子が、魂が抜けてしまったようになってしまいました。
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でも「ミュー」と声をかけるとぺたぺたと尾を振ってくれますが、
かなり無理をしているように思えます。
体重は4.6キロ。
これから体重が増えていくようであればそれは
腹水が増えてきたことになります。
もう対処療法しかないとのことで、
少しでも苦しみが軽減されるようにしてあげたいと思います。

健康な体をむしばって行く末期フィラリア症。
飼い主が予防薬さえ呑ませていれば、こんなに苦しむこともないのに、
本当に元飼い主は無責任です。
1日でも命を全うさせてあげられるように、私も頑張らなくては。

[2011/11/20 23:21] | 保護犬ミューのフィラリア症 | page top
皆さんありがとう
皆さまが、私「ミュー」の事を心配してくださってありがとう。

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保護ママも毎日、かつぶしをまぶしたおにぎり、
好きな野菜「キュウリ、トマト」、ジャーキー、スープ、かんずめ等一杯並べてくれます。
今まで食べられたけどこの頃お腹が空いても、
食べることが出来なくなってきてしまったの。
もう2日食べてない。
お友達ワン達が「ご飯だー」とぞろぞろ御台所に走っていくから
着いて行ったけど、もう後ろで見ているだけ。
噛む力が無くなってきて、ポロンとお口から落ちてしまう。


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ただただ体がだるくて、酸素室から少し出してもらっても
トイレまで歩いて行って、そこで横になってしまうの。
口の中も真っ白で貧血しているみたい。
さっきも食べてみようかなと思って一口お肉を食べたら
気持ち悪くなって全部吐いてしまった。
体中に酸素が回らなくなってきているみたい。
フィラリアの死骸が血管にだんだん詰まってきているみたいでボーとしてます。
ふらふらするけど、でも朝になるとみんなに尾を振って御挨拶はするの。
でも苦しい。
保護ママが撫でてくれるけど「痩せてしまったね」と言ってた。
何も食べられなかったけど、
また頑張るね。

ミューより

[2011/11/15 15:53] | 保護犬ミューのフィラリア症 | page top
余命ある限り
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昨年4月に茨城県のセンターから助けてきた1匹のミックス犬の「ミュー」。
どんな酷い環境下に置かれていたのか、体の毛は禿げ、
毛玉だらけ、両耳の毛は抜け落ち、骨と皮のなっている程にやせ細り、
その上まだ3歳ぐらいなのに「フィラリア」に感染していました。

小さな体で沢山蚊のいるところに繋がれていたのでしょうか。
今までこの子は酷い飼い主に可愛がってもらったこともないのか、
しきりに人間に尾をふり、すぐにコロンとひっくり返り
お腹を出し性格はとても良い子でした。
シーズーとダックスのハーフのようです。

引き出してからフィラリアの治療を始め、
この頃は本当に太り、毛量も増えトリミングをするほどでした。
食欲もあり、お散歩が大好きで一番先頭を切って
楽しそうに歩いて「走ってしまうほど」いました。
室内でも玩具をくわえまだ若いので他の犬達とも仲良くじゃれて遊んでいました。
病院の先生方も「死んだ虫が浮いているけれど
このまま何とか生命を維持できるでしょう」とのことで
新飼い主様も探しておりました。


しかし急に1カ月ほど前、だるそうに遠くから眺めているようになり
食欲も無くなってしまいました。
息苦しいのか、お腹でハーハー息を吸うようになり急遽病院に入院させました。
毎日鳥肉をゆでて病院に運び声をかけ励まして来ました。
しかし今回は酸素室に入れてもなかなか改善されず、だんだん衰弱していくようになり、
先生からも「苦しむようなら安楽死も考えてください」とまで言われてしまいました。
悲しかったです。
1年半毎日一緒に生活してきた保護犬を
安楽死と言う決断をどこでしたらいいのでしょう。
立って尾をふるミューはまだ「生きたい。
家へ帰りたい」と思っているように感じました。

これからどれだけの日々を生きられるか分かりませんが、
一度は家へ連れて来てあげたい。
そんな思いで、今回「酸素ハウス」をレンタルしてもらいました。

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昨日から我が家に戻ってきましたが、体がだるいらしく、
ハウスから少し出してあげてもすぐに床に伏せてしまいます。
でも安心したのか唯一食べてくれる「シーザー、プチラグジュアリー贅沢まぐろ」を
フードに混ぜてあげるとパクパクと食べてくれます。

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でもやせ細ってしまった体は骨が触れる程になってしまいました。
酸素濃度30に保ち24時間その中に寝ています。
先生は[フィラリアの死骸がこれだけあると血液に吸収するまで
犬の持命がもたないでしょう。
今回は死骸の塊が肺の方に飛んでしまい、
血管にゴミが詰まるように少しずつ血液が行かなくなり
酸素が体に回らなくなってきたのだと思います。
いずれ肺の機能もどんどん落ちてきます」とのことでした。

今後腹水、胸水、肺にも水がたまるようになると注射針で抜かなければなりません。
水を抜くと体の栄養も抜けて行ってしまい、衰弱していくのは分かっています。
処分される運命だったミューは今、授かった命を必死で生きようと頑張っています。
捨てた飼い主はこの子がこんなに苦しんでも生きようと
健気に頑張っていることなど考えもしないでしょう。
「たかが犬」としか感じない人間がいかに多いか。

この活動をしていると、怒り心頭する人間に遭遇する事も沢山ありました。
しかし動物たちはそんな飼い主でも怨むことなく、処分日の朝まで飼い主を待っています。
そんな気持ちを察して上げられないのでしょうか?
今ミューは私を飼い主として頼ってくれています。
病気と闘うミューをサポートしてあげることしかできない私ですが、
最後の送り出す日まで心静かに、
安心して旅立てるように生活させてあげようと思います。
そしてお迎えが来てしまったときには
私の腕の中で見送ってあげたいと思っています。
いろいろな事を起こした子ですが皆様、
どうかミューの命が1日でも、
1時間でも長く炎が消えないよう応援してあげてください。


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[2011/11/12 15:30] | 保護犬ミューのフィラリア症 | page top
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